香港市場 優位性低下も

返還15年 中国の規制緩和で国際金融市場として存在感を高める香港。船には人民元建て金融商品の広告も(1日、香港で)=青山謙太郎撮影 香港の中国返還から15年を迎えた1日、中国の胡錦濤(フージンタオ)国家主席は、香港と中国本土の経済関係をこれまで以上に緊密化させる考えを示した。だが、中国の経済発展に伴い、本土側で金融取引などの規制緩和が進めば、香港の優位性が薄れていく可能性がある。(香港 幸内康) 胡主席は1日の演説で「香港と本土の協力を拡大・深化させる」と述べた。 中国政府は返還15年にあたり、香港と中国本土の一方の市場で扱われている上場投資信託(ETF)を、互いの市場で売買できるようにするなど、6分野の協力促進策を打ち出した。 香港市場は、近年、国際的な金融市場として存在感を高めつつある。企業の株式公開に伴う資金調達額は、2011年まで3年連続で世界一だ。中国企業以外にも、11年にはイタリアの高級服飾ブランド「プラダ」、米高級革製品「コーチ」など、有力な欧米企業が相次いで上場した。いずれも中国でのビジネスの拡大をにらんでの上場だ。 一方で、中国政府は本土の規制緩和を徐々に進めており、20年には上海を国際金融センター化する方針だ。広東省に設ける金融特区でも、通貨・人民元での取引の規制を部分的に緩和する見込みで、香港の優位性は下がっていくとみられる。 ただ、香港理工大の陳文鴻教授は、「今は世界の金融市場が不安定なため、中国政府は金融分野の開放に警戒心を持っている」と、中国本土の改革は急激には進まないとみる。香港市場にとっては猶予期間ともなるだけに、「人民元建ての債券の発行や貸し付けなどの業務をさらに拡大していけば、香港は競争力を一段と高めることができる」と指摘する。(2012年7月2日読売新聞)

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返還15年 中国の規制緩和で国際金融市場として存在感を高める香港。船には人民元建て金融商品の広告も(1日、香港で)=青山謙太郎撮影 香港の中国返還から15年を迎えた1日...

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